整理収納アドバイザー1級2次試験を受験してきたので記事にしますね。
1次試験がまだの方はこちらの記事もご覧ください。
Contents
整理収納アドバイザー1級 2次試験対策
プレゼンテーマ
プレゼンのテーマは「提案編」と「実作業編」から選びます。
試験官をしている講師によれば、「ほとんどの人が『実作業編』です。
特にこだわりがなければ『実作業編』を選んでおけば間違いないです」とのことです。
参考 研究発表の制作の手引きハウスキーピング協会
1次試験対策と同時に行う
整理収納アドバイザー1級2次試験対策で重要なのは、1次試験(筆記・マークシート)対策と並行して取り組むということです。
1次試験に合格してから2次試験の対策を始めるのは非効率的です。
準1級を取得したら、すぐにでも1次試験・2次試験の対策を始めましょう!!
理由は簡単。
求められている学習範囲が同じだから。
例えば、理論は1次試験でも2次試験でも活用しますね。
1次試験対策だけしているとどうでしょう?
「ステージ理論は◯◯、基本領域は▲▲…」と、ただの暗記になってしまいがちです。
実際の整理収納作業をして、テキストを見ながら「この作業は、整理収納5つの鉄則の■■だったな」と理論に当てはめていけば記憶に残りやすいです。
受験要項をよく読む
準1級認定講座で「整理収納アドバイザー1級試験概要」が渡されます。
それに加え、研究発表の制作の手引きを良く読んでください。
読めばわかることでミスしている方がとても多く残念でした。
- 受験票に写真を貼っていない
- 写真のサイズが間違っている
- テーマの文字数を守っていない
- 理論を使っていない(ただの作業報告書)
- 提出できないものに重要事項を記載している(提出できるのはA4資料5枚まで。それ以外の模造紙や模型、写真は発表で使うことはできますが提出は不可)
整理収納フェスティバルに参加する
毎年10月に開催されている整理収納フェスティバルというものがあります。
ここでは、すでに整理収納アドバイザーとして活躍している方の研究発表があります。
それだけでなく、1級2次試験の優秀作品の発表(新人賞)もあります。
これを聞けば「こんな感じでまとめればいいのか」というイメージがつくと思います。
参考 整理収納フェスティバル2019ハウスキーピング協会
プロフェッショナルガイドセミナーに参加する
プロフェッショナルガイドセミナー(PGセミナー)は、整理収納アドバイザー向けのセミナーです。
2級や準1級取得者向けに「1級試験対策」についても教えてくれます。
整理収納アドバイザー1級 2次試験 の実際
整理収納アドバイザー1級2次試験の内容は、以下の2つです。
- 20分間のプレゼンテーション
- 他の発表者の評価
プレゼンテーション
1人20分間のプレゼンテーションです。
15分の時点で「あと5分です」と声がかかります。
わたしは練習では16~17分だったのに、本番では「あと5分です」を聞く前に終わってしまいました。
20分経つと発表の途中でも強制終了です。
他の発表者の評価
他の受験生の発表中も大忙し、評価シートを記入しなくてはなりません。
この評価シートの内容も自分の合否に関わります。
発表者の発表が終わった時点から5分間、記入する時間が与えられます。
しかし5分間で書くのは至難の業なので、書きながら発表を聞いた方がいいです。
評価項目はこんな感じだったと思います。
- 発表はわかりやすかったか
- 講座の内容が活かされていたか
- 実用的か
- 総合的な感想
1~3は ≪5段階で評価するマークシート + コメント欄≫ になっていますので、マークとコメントの記入をします。
4はコメントを記入します。
「2.講座の内容が活かされていたか」を評価するには、自分自身が講座の内容(理論)を理解している必要があります。
5段階評価した上でその根拠をコメント欄に書けるようにしておきましょう。
「友達だから良い評価にしよう」「ライバルだから悪い評価にしよう」をしてはいけません。
例えば、Aさんに対して他の人は悪い評価を付けているのに自分だけ良い評価を付けている=不当な評価をしている or 評価の的が外れている、とうことです。
当日の流れ
整理収納アドバイザー1級 2次試験の合格率
1次試験の合格率は、70%~80%程度です。
とありますが、2次試験については公式発表がありません。
しかし試験官の話によれば80~90%が合格するとのことです。
整理収納アドバイザー1級 2次試験 プレゼン資料公開
実際にわたしが2次試験で使用したプレゼン資料を公開します。
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協会に提出する資料には研究発表テーマ表を添付します。
参考 研究発表テーマ表ハウスキーピング協会
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テーマ(タイトル)、Before写真、もくじを付けて表紙も兼ねたそんなページにしました。
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ヒアリングシートとクライアントの要望を書きました。
発表では、どのようにヒアリングしたか、なぜそのヒアリング項目を入れたかを説明しました。
- 整理収納のステップ(所有の意味を考える)
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クライアントの現状把握のための思考過程を、写真と図(理論)を用いて説明しました。
- 整理収納のステップ(モノの本質を知る)
- ステージ理論
- 4つの基本領域
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ストーリー・メモリーのあるもの(処分しにくいもの)を処分するための提案方法を書きました。
クライアントの現状と要望に応じた整理収納のねらいを設定しました。
- 捨てられない原因
- 整理収納のステップ(整理のねらいを明確にする)
- 整理の三大効果
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クライアント自身に適正量の決定をしてもらうために意識した会話を書きました。
- 整理収納のステップ(ねらいからグループ分けする)
- 整理収納5つの鉄則(適正量の決定)
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どのようにグルーピングしたかと収納方法の提案を理論に基づいて書きました。
- 整理収納のステップ(使用頻度でさらにグループ化、収納を分析する)
- 整理収納5つの鉄則(使用頻度別収納、グルーピングの効果、動作・動線にかなった収納)
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どこに収納したかをクライアントの要望も交えて写真で説明しました。
- 整理収納のステップ(グループと収納を重ねる)
- 整理収納5つの鉄則(動作・動線にかなった収納)
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収納場所の提案と Before / After 写真を挿入しました。
また、それによる効果を理論に基づいて記載しました。
- 整理収納5つの鉄則(動作・動線にかなった収納)
- 使いやすい高さ
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どのようにラベリングしたか、それによる効果を分析して書きました。
- 整理収納のステップ(指定席の完成)
- 整理収納5つの鉄則(定位置管理)
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やりっぱなしは良くないと思い、フィードバックと称してこのようなページを設けました。
クライアントの後日談とそこから見えた整理収納の結果・効果をまとめました。
整理収納アドバイザー1級 2次試験 まとめ
- 要項をしっかり読む
- 理論をはずさない
- 他者評価もできるようにする
ぴょり
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